女性ゼロ議会訪問 大分県国東市、杵築市、熊本県天草市

 

大分県国東市、杵築市、熊本県天草市 ゼロ撲訪問

訪問自治体 :大分県国東市 杵築市 熊本県天草市
訪問日時  :2019年8月5日~6日
議会事情  :国東市 1/18(女性トップ当選)、杵築市 0/18 天草市 0/26
直近の選挙 :国東市2/18(2022年4月)、杵築市1/18(2023年4月無投票)天草市1/26(2022年3月)
訪問者   :池沢みちよ、岡田夫佐子、小磯妙子 陣内泰子 ブラクソン高橋、三井マリ子 森本由美 矢澤江美子
スケジュール:市民団体との懇談
要望書   :なし
報道    :大分放送 FEM-NEWS(三井マリ子主宰BLOG)

●国東市

国東市は、1市3町が合併をした緑豊かな市です。2019年4月の統一地方選挙では、定数18人に21人立候補、女性はトップ当選のひとりのみ(3期目挑戦)でした。
私たちが訪問した藤沢真由美さんは、元国東市職員で、「高齢者の生きがいづくりの構築」と「商工業の活性化」を目指して、女性を中心とした事業「来浦ぐらんま」社長です。藤原さんは、2019年3月の大分県議会選挙に挑戦しました。1人区という難しい選挙で、残念な結果でしたが、次期も出馬予定のとのことです。
なお、同時期に行われた国東市長選挙にも女性候補者が出ました。こちらも残念でしたが、変わっていく予感がします。

●杵築市

2019年7月5日、大分県杵築市公民館で、「増やそう女性議員、なくそう女性ゼロ議会」の集いを持ちました。隣接する国東市の藤原真由美さんのネットワークと骨折りで、このテーマに関心を寄せる杵築市民と懇談をしました。
杵築市は、2011年に公明党の女性候補がトップ当選して以降、2015年も2019年も女性立候補ゼロです。定数18名に、毎回21名程度の立候補者があるにもかかわらず女性は立候補しないのです。
古い城下町気質が残る町で、「地域の代表が議員になる慣行があり、女性だとたたかれる」「「人手が足りなく、商売が忙しくて、政治や選挙どころではない」などという実態をうかがいました。しかし、「女性候補者を擁立しよう」との市民たちの動きはありました。その成果が実ったのは2023年4月の統一地方選でした。女性が1人立候補し、無投票でしたが、女性ゼロ議会を脱することができました。
【FEM-NEWS https://frihet.exblog.jp/30355616/ より抜粋】

●天草市

天草市に訪問はしていないが、熊本市で行われたサマーセミナーに参加した際、同じく参加していた天草市男女平等担当課長と、セミナー終了後、会場ロビーで交流しました。天草市議会は定数26名で、今回もまた前回も女性議員ゼロでした。行政側は、女性の政治参画が少ないことに危機感をもって、関連する企画を行ってきたと話しました。しかし、まだ、成果があがっていないということです。