増やせ女性議員!なくせ女性ゼロ議会キャンペーン(ゼロ撲)

1992年発足以来、私たちは女性議員をふやす活動を続け、97年からは『なくせ!女性ゼロ議会』プロジェクトを立ち上げ、活動しています。人口の半分を占める女性の代表が議会に入ることが民主主義の第1歩です。

全国フェミニスト議員連盟は、全国の女性団体などと連携して1999年3月3日「全国一斉、女性と政治キャンペーン」を実施しました。以後、統一地方選のある2003年、2007年、2011年に、各地の仲間と共に実施しています。

2003年からは「地方議会女性議員進出度マップ」をつくり、日本の現状を広報しています。
さらに、女性議員を増やすために「一人からでもできること」の5項目を提案しています。
会員が、機会を捉えて女性ゼロ議会の自治体訪問などもしています。

1999年から進められてきた平成の大合併は、2010年3月末をもって、一区切りとなりました。これによって、3232あった市町村は半分近くにまで減って、1727となりました。

2013年12月の総務省調査によると、都道府県議会への女性議員進出割合は、8.79%(ゼロ議会なし)です。石川県、香川県、佐賀県は女性議員ひとりです。市区議会への女性議員の進出割合は13.63%、町村議会では、8.72%で、平均して、前回調査より、0.5ポイントアップしました。 女性ゼロ議会は407自治体、割合にして22.69%です(2011年7月現在)。

女性議員の進出は、進んできているとはいえ、なかなか飛躍的に増大するというわけではありません。特に国政への参画は著しく遅れています。2012年12月の衆議院選挙では、立候補者の女性割合は15%、当選者総数のうち、女性議員割合は7,9%でしかなく、国際比較すると、188か国中161位(2014年6月現在 IPU列国議会同盟調査)という恥ずかしいものです。

超少子高齢化、地球環境並びに脱原発、国際社会などへの対応には、これまでの制度や価値観の変革が必要です。暮らし=政治をよくするためには、日本のあらゆる議会に女性議員が少なくとも40%入ることが必要です。

すべての議会に女性議員がいることが当然になり、その数が人口比に近づくように、賛同の方は是非活動の輪に加わってください。

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