「候補者男女均等法」成立!この喜びを胸に平等社会の実現に向け歩を進めよう

 

宣言

「候補者男女均等法」成立!
この喜びを胸に平等社会の実現に向け歩を進めよう

2018年5月16日午後1時21分。日本女性史の輝ける一瞬です。
すでに衆議院を通っていた「政治分野における男女共同参画推進法」が、参議院本会議において全会派一致で可決成立したのです。
傍聴席では、紫色を身につけた女性たち約60人が採決を見守りました。紫色は、英国女性参政権運動の旗色「白、緑、紫」の一つで「尊厳」を表します。世界の女性参政権運動をけん引した英国の運動に敬意をこめて、日本でもシンボルカラーに使ってきました。
国会の電光掲示板に「賛成234」「反対0」と示されたとき、傍聴席に座る顔には笑みがこぼれました。心の中では拍手喝采の高まりを抑えきれなかったはずです。
全国フェミニスト議員連盟は、1992年の発足以来、誰もが自分らしく生きることのできる平等社会の実現をめざして、あまりにも少ない女性議員を増やす運動を続けてきました。本法の成立に向けては、「クオータ制を推進する会(Qの会)」に連盟から代表を送り、足かけ7年にわたって、全国の女性団体の代表とともに連帯して活動してきました。
ここに至るまでには、超党派の国会議員連盟、マスコミ・ミニコミの熱心な報道記者、地方議会における意見書提出に尽力した議員、保育サービスやセクハラ・DVなど女性政策の貧困に憤る市民らの絶えまぬ運動があったことを、私たちは知っています。
今後は、「政治分野における男女共同参画推進法」の本旨を生かして、あらゆる選挙において政党や政治団体が男女同数候補を擁立するよう監視するとともに、女性候補者の発掘や研修などにまい進する覚悟です。

2018年5月16日 全国フェミニスト議員連盟

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