女性ゼロ議会訪問 長野県川上村

 

長野県川上村 ゼロ撲訪問

訪問自治体 :長野県川上村
訪問日時  :2018年7月6日
議会事情  :定数12人 県・市議会は女性ゼロ議会なし、川上村含む15町村議会が女性ゼロ議会
直近の選挙 :2023年4月 女性2名当選 (2019年女性ゼロ議会脱出)
訪問者   :伊藤正子、小磯妙子、陣内やすこ、三井マリ子 矢澤江美子
スケジュール:行政担当者 市民団体との懇談
要望書   :なし
報道    :AFER99号 FEM-NEWS(三井マリ子主宰BLOG)

長野県にある川上村は、今もこれまでもずっと女性議員ゼロの自治体です。
川上村は、中央線小渕沢駅から小海線に乗り、野辺山を過ぎて、小諸との中間地点あたり。そこが最寄り駅で、さらにタクシーで行く。レタス栽培で有名な富裕な村とのこと
です。地理的には、大変奥まっていて、袋小路のような自治体とか。国道が通っておらず、他地域との交流が乏しいところ、とも言われています。

全国フェミニスト議員連盟の「女性ゼロ議会」をなくそうキャンペーンメンバーとして、
① どんな状況か ②地域の女性交流 を目的に、訪問しました。役場の応接室で、行政担当から実情を伺いました。
村として、男女平等推進計画をつくっていなかったり、女性議員がいないことに、これといった違和感を持っていないことがわかりました。
女性農業者に対して、家族経営協定などを結んでいるかなどの質問に関しては、「そんなことをしたら関係がぎくしゃくする」などといった反応もあり、女性(嫁)は、夫に従うもの、といった旧態依然たる家族関係が垣間見られました。
その後、集まってくださった女性たち数名のお話を聞くと、実態が浮かび上がってきました。まだまだ「政治は男がやるもの」という意識が強いと言えます。その一つとして、「まけ」という親族同盟があって、そこには、女性は一切入れないこと、そしてこの「まけ」で議員を誰にするか などの相談がされる、などといったことが語られました。
農村共同体は、まさに男共同体であるのでした。
レタス収穫は午前2時ごろからという過酷労働です。
川上村の住民はなんと男性が女性の2倍近く、とびっくりしたら、ベトナムからの農業修習生が多いからとのことでした。(陣内記)
 *詳しくは、AFER99号の報告をご覧ください。

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